火の鳥キャラ事典>「し」       /ヨシミツ <鹿内亮子(しかないりょうこ)>
 「生命編」/角文9−P184  猿田が思いを寄せた女性。結婚まで約束していたが、悪性のできもので鼻が大きくなり、猿田の方から結婚することをあきらめる。そのため猿田は自分のクローンを作り、結婚させたいと考えた。青居部長を"鳥"に引き合わせたのもそのため。

<式部大輔正綱(しきぶだゆうまさつな)>
 「乱世編」/角文7−P243  俊寛の鹿ヶ谷の山荘に集まったメンバーのひとり。平氏打倒を企む。上皇が出席したおり、藤原成親より紹介される。

<持国天(じこくてん)>
 「太陽編」/角文10−P128  外つ国の神々(仏教)のひとり。ボサットウ(菩薩)の四天王。狗族(くぞく)のもとへすみかのあけ渡しを要求に来る。

<志田三郎義教(しだのさぶろうよしのり)>
 「乱世編」/角文8−P101  木曽冠者義仲の伯父。義仲に従って都入りする。命によって火焔鳥を探索していたところ、信貴山朝護孫子寺に鳥塚があるのを見つける。かつて明雲が鳥を埋め、弔ったという話を聞き、掘り出して火焔鳥を手に入れる。義仲に献上しようとするが、合戦に傷つき、山中をさまよっていたところで弁太と遭遇する。傷の手当てを受けたが、力つき、火焔鳥を義仲の室・巴御前に届けてくれるよう弁太に依頼する。だが志田義教はその鳥が火焔鳥ではなく、ただのキジであることを知っていた。また、そのことを弁太にも話す。

<市長(メガロポリス・ヤマトの市長)>
 「未来編」/角文2−P78  メガロポリス・ヤマト市民のデカダンスに理解を示している。デカダン主義をハレルヤの指示にない行為であると苦々しく思っている中央本部と対立する。

<シビキのババ>
 「黎明編」/角文1−P08  ウラジに、火の鳥のことを教えた。

<縞子(しまこ)>
 「乱世編」/角文7−P18  鞍馬山のテング・我王とともに暮らすシカ。赤兵衛が助けられた時、傷の手当てを手伝う。

<清水皆人(しみずみなと)>
 「復活編」/角文5−P72  レオナの父方の親戚。レオナの遺産相続の件で、宮津家にやって来た。

<下関(しものせき)>
 「復活編」/角文5−P72  レオナのいとこ。ピカソの絵のような顔をしている。レオナの遺産相続の件で、宮津家にやって来た。

<主上(しゅじょう)>
 「乱世編」/角文8−P182  安徳天皇。二位殿とともに壇の浦に追い詰められた平氏方の船の中にいる。平知盛の話に、東男(あずまおとこ)は人を食べるかと、おぶうに問う。平氏が源氏に破れると、二位殿に抱かれたまま、海中へ身を投げて、亡くなる。

<ジュネ>
 「生命編」/角文9−P223  青居が逃げ込んだ老人ホームに祖母とともに暮らしていた。3歳の幼女として登場。ケガをしていた青居に薬を与えた。寝たきりでロボット状態だった祖母が、誤ってゴキブリを飲み込み、死亡すると、ひとりぼっちになる。逃亡を続ける青居について、北海道阿寒の山中へ行く。そのまま青居と15年間、山中で暮らす。その姿をみて、青居は次第に心を寄せていく。ある日、山中で"鳥"に会う。"鳥"は青居を永遠の苦しみから助けるためにはジュネが青居を「教育」しなければならないと言う。その後農家へイモを盗みにいった折り、銃撃を受け、大ケガをする。青居に連れられ、街に行き、病院で治療を受ける。

<ジュネのおばあちゃん>
 「生命編」/角文9−P226 ジュネと一緒に老人ホームで暮らしていた。サイボーグ手術を繰り返すうち、ほとんどロボットのようになっていて、寝たきりの生活をしていた。誤ってゴキブリを飲み込んでしまったために絶命する。

<俊寛(しゅんかん)>
 「乱世編」/角文7−P111  平氏一門の繁栄を快く思っていない。鹿ヶ谷の山荘に、明雲を招き、平氏打倒に加わるよう説得するが、賛意を得られなかった。しかし藤原成親たちとの、鹿ヶ谷での謀議は着々と進められ、ついには上皇の来臨を仰ぐまでになる。挙兵の日時が定まったところで、再び、明雲への説得を試みるが、結果は同じであった。結局、計画は失敗に終わり、平氏によって処刑される。

<将軍(唐)>
 「太陽編」/角文10−P09  大唐国軍の将軍。敗残兵の中に百済王の一族・ハリマを見つけ、顔の皮を剥ぎ、狼の皮をかぶせた。

<将軍(倭国)>
 「太陽編」/角文10−P51  阿倍比羅夫(あべのひらふ)を見よ。

<上皇(じょうこう)>
 「乱世編」/角文7−P242  後白河法皇(上皇)。平氏(六波羅)政権の繁栄ぶりを快く思っていなかった。藤原成親に請われて、俊寛の鹿ヶ谷の山荘にお忍びでやって来る。俊寛・藤原成親たちの間で平氏打倒について、かなり具体的なところまで話が進んでいるのを聞き、たじろぐ。そののち、源義経が平氏を滅亡すると、彼を重用する。源頼朝から義経を鎌倉へ戻すよう言われても、無視する。兵衛氏滅亡に成功した義経を検非違使左右衛門少将に任命する。しかし頼朝と義経が不仲となり、頼朝から圧力を加えられると、あっさり義経を追放処分とする。

<城之内(じょうのうち)>
 「宇宙編」/角文9−P06  船長兼隊長。2577 年、オリオン座ペテルギウス付近で宇宙船の事故によ り、本船を捨て、個人用カプセルに乗る。冷凍睡眠から目覚めてみると、牧村はミイラのようにひからびていた。彼の手元には殺されたことを伝えるメモが残されていた。それを見つけ、他のメンバーの誰かが殺したのでは、と疑う。以前、牧村から火の鳥について聞かされていた。脱出後、彗星接近時に事故にあい、彗星を回る軌道から離脱できなくなり、猿田たちと別れてしまう。

<丈二(ジョージ)>
 「望郷編」/角文6−P11  政府が決定した計画のため、ロミの住む島へやって来る。その計画とはロミの住む島全体を改造し、100 万人を移住させるというものだった。その島でロミと恋に落ち、計画資金を盗み、エデン17へ駈け落ちをする。エデン17をいろいろ調べてみると、先住者の形跡があったり、不動産屋の話と食い違っている。さし当たり水が必要であるということで工事にかかったところ、地震による事故のため、ロミを残し、死亡する。

<ジョージ・大谷(おおや)>
 「復活編」/角文5−P72  大谷石の子ども。レオナの遺産相続の件で、宮津家にやって来た。

<白兵衛(しろべい)>
 「乱世編」/角文7−P21  鞍馬山のテング(我王)に拾われたイヌ。テングのもとで一緒に暮らすことになったサルの赤兵衛と大の仲良しになり、赤兵衛が、サルのボスの座を取り戻す時、協力してやる。イヌのボスとなって、サルとの縄張り争いが激しくなると、赤兵衛と決闘することになり、赤兵衛とともに血塗れになって息絶えた。その後、テングに手厚く葬られた。

<新平判官資行(しんたいらのほうがんすけゆき)>
 「乱世編」/角文7−P243  俊寛の鹿ヶ谷の山荘に集まったメンバーのひとり。平氏打倒を企む。上皇が出席したおり、藤原成親より紹介される。

<ジン六>
 「ヤマト編」/角文3−P127  ヤマト国の第一王子。官房長官に任ぜられたが、さしたる功績もなかった。