火の鳥キャラ事典>「ち」       /ヨシミツ <チヒロ>
 「復活編」/角文5−P38  ロボット。チヒロ 61,298 号で登場。3年前の 2479 年、精密機械局で製造された。エルフ・カーマイクル建設会社で事務を執っていた。手術後のレオナには魅力的な女性に見えたので、彼に声をかけられる。退院後、レオナはエルフ・カーマイクル建設会社に譲り受けたい旨交渉するが断られる。ロボットでありながら次第にレオナに引かれていく。ある日、アメリカから戻ったレオナとともに国外へ逃亡する。しかし途中、エアカーの故障のため吹雪の中で遭難する。レオナとともに人体密輸業者の一味に助け出される。この時、レオナに暖を取らせるため、自身をショートさせ、自らを破壊した。しかし電子頭脳の記憶はレオナとともに別のロボットに移された。このロボットがのちのロビタである。
 「望郷編」/角文6−P266  精密機械局で製造されたロボット。チヒロ 2,545 号。同型ロボットは 13,692,841 体存在し、他の型を含め、全ロボットで 1,277,554,539 体生産されている。対人三原則に従い、ロミとコムを助ける。コムに緑の残っている場所を教え、エアカーも貸す。

<長官>
 「未来編」/角文2−P77  メガロポリス・ヤマトの中央本部の長官。メガロポリス・レングードとの戦争目前、家族とともに地上へ避難しようとする。ロックに発見され、抹殺される。

<長老(ムーピー)>
 「望郷編」/角文6−P87  ある惑星に住んでいた。その惑星は窒素ガスがただよい、水銀や硫黄の川が流れている。長老を含む、この星のムーピーたちは硫化鉄やモリブデンの岩にはりついて暮らしていた。火の鳥の依頼でムーピーをひとりエデン17のセブのもとへ送ることになった。その条件はムーピー狩りがやって来た時には捕らえられる前にムーピーを全滅させてほしい、そうやって種族としての誇りを保たせてほしいというものだった。

<珍(ちん)>
 「復活編」/角文5−P233  人体密輸業者の一味のひとりで、一味のナンバー2。プレアデスヘの人体密輸の指揮をとるよう命ぜられ、女ボスを残し、一味とともに飛び立つ。1年たって帰ってみると、女ボスの身体がレオナにかわっていた。あちこちの星で移植手術がうまく行かない例を見ていた珍は、新しい女ボスの身体が気がかりであるとドク・ウィークデーにもらす。案の定、女ボスは狂乱状態になり、銃を乱射したので、仲間と射殺した。その際、アジトの施設も破壊し、それが原因でアジトは大爆発を起こし、ロビタを残して全滅する。