火の鳥キャラ事典>「へ」       /ヨシミツ <弁慶(べんけい)>
 「乱世編」/角文7−P122  武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)。明雲(みょううん)が、弁太(べんた)のことを、そう名付ける。明雲(みょううん)または弁太(べんた)を見よ。

<弁太(べんた)>
 「乱世編」/角文7−P55  茶飲み峠(飯盛山)の弁太。洛中でマキを売る木こり(マタギ)。都で藤原成親のクシを拾い、それがもとで清盛の家来に両親を殺され、許婚のおぶうを連れ去られる。おぶうを取り戻すため都へ行き、五條の橋の上で通りかかる者を襲っては刀を奪った。ヒョウタンカブリと懇意になり、鞍馬山のテング(我王)と引き合わせてもらう。そこで牛若を紹介され、主従の誓いを立てる。平清盛の屋敷におぶうがいると聞き、牛若たちと取り戻しに行く。しかし捕らえられ、斬首されかかる。そこをおぶうによって遠島になる。途中、逃げ出し、奥州藤原氏のもとへ行く牛若に同行する。牛若に勧められ、武士になる。おぶうが行方不明になったという知らせが届き、落胆していると、牛若から村祭りに出るよう勧められ、ヒノエと出会い、夫婦になる。源義経(牛若)の挙兵に従い、都へ向かう。その時から飯盛山弁太山妹と名乗る。宇治川の合戦で弁太は義経とはぐれ、志田三郎義教と出会うが、義教は絶命する。遺言で火焔鳥を巴御前に届けるよう頼まれる。ただのキジであることを知っていたが、巴御前のもとへ届ける。一の谷の合戦ではヒョウタンカブリを、屋島の合戦では家来3人を義経によって殺された上、壇の浦の合戦では平家方の船にいたおぶうを目の前で殺され、弁太は義経を強く恨んだ。それでも上皇に追放処分を受け、都落ちする義経に従う。平泉へ戻り、ヒノエと再会する。木こりに戻って、平和な暮らしを望んでいたが、義経が、今度は、奥州藤原氏に攻められることになり、弁太の家に立てこもろうとする。ついに弁太は、義経主従を倒し、ヒノエを連れて、傷つきながら山中へ分け入り、消息を絶つ。

<弁太のオッカー>
 「乱世編」/角文7−P73  弁太が子どもの頃、おぶうのおとうと一緒に暮らし始める。おぶうが薬商人に手渡したクシがもとで、藤原成親の一味と誤解され、六波羅の武者に殺害される。