火の鳥キャラ事典>「え」 /ヨシミツ
<永宝寺(えいほうじ)の和尚>
「鳳凰編」/角文4−P27
右手を傷つけられ、絶望していた茜丸に対し、雨だれのしずくで生き物を彫っていることを示し、残された左手に賭けるよう、諭す。その後、茜丸はこの和尚のもとで修行を続け、仏師としての活動を再開する。茜丸に、都で暴れ回っている盗賊がその野伏せり(我王)ではないかと話す。
<越前国分寺(えちぜんこくぶんじ)の和尚>
「鳳凰編」/角文4−P221
我王を夜盗と誤って、2年間、牢獄につなぎ、拷問を続けさせた。疑いが晴れ、牢に入ってみると我王の作った入魂の仏像を見る。立ち去ろうとする我王に、寺の屋根の鬼瓦を作ってもらうよう依頼する。鬼瓦が完成すると良弁僧正が奥州国分寺で即身仏の修行に入ったことを告げる。
<越中粉歳盛俊(えっちゅうふんどしもりとし)>
「乱世編」/角文8−P138
平氏方の侍。以前は身分もあったが、平民の娘を好きになり、自分の妻としたため、身分を落とされた。源義朝の挙兵で(平治の乱)妻が殺され、生まれたばかりの赤ん坊は行方知れずとなっていた。一の谷の陣中で、おぶうに従って源氏方の探索に行く。源氏の大軍と遭遇し、木陰に潜んでいたところ、ヒョウタンカブリに発見され、斬り合いとなる。ヒョウタンカブリの鼻にアザがあるのを見つけ、もしや自分の子ではないかと話しかけたが、そのスキにヒョウタンカブリに殺される。
<エベル>
「望郷編」/角文6−P58
ロミとカインの間に生まれた男の子。7人兄弟の三男であった。ロミが冷凍睡眠室(コールドスリープ・ルーム)から目覚めた時、長兄・ロト、次兄・リウに何かのことがあれば、ロミと一緒になるように、父・カインから言われていた。発明や工夫の才能があり、エデン17の草を調べ、パンのようなものの製造に成功する。悪い風の吹いた日に、他の兄弟とともに死んだ。
<エベル(ムーピー)>
「望郷編」/角文6−P109
コムの母。エデン17に残る純粋のムーピー。コムは30番目の子ども。ロミが地球へ戻りたがっていることを知り、コムに岩のロケットを教える。ロミがエベルの家を訪ねて来て、コムと岩のロケットで、地球へ帰りたいと言う。ロミのいない間、その身代わりとなった。宇宙商人ズダーバンがエデン17にやって来て、自分が偽者であることを見抜かれる。ズダーバンによって荒廃し始めたエデナを見て、人々に再建を呼びかけるが、聞き入れられず、大地震によってエデナ(エデン17)の文明は滅んだ。その前の晩、火の鳥の夢を見て、本物の女王ロミが死んだことと、エデナ滅亡の予言を聞いていた。
<エルフ・カーマイクル>
「復活編」/角文5−P47
エルフ・カーマイクル建設会社の社長。レオナにチヒロ 61,298 号を譲り受けたいと言われ、一笑に付す。
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