火の鳥キャラ事典>「か」       /ヨシミツ <開国天(かいこくてん)>
 「太陽編」/角文11−P208  鬼族の長・伊吹丸(いぶきまる)と戦い、深手を負わせる。ただし、顔は現わさない。

<カイン>
 「望郷編」/角文6−P33  ロミと丈二の間に生まれた男の子。生まれた時、すでに丈二はこの世にいなかった。成長したカインと結婚するために、ロミが冷凍睡眠室(コールドスリープ・ルーム)に入ると、ロミと丈二のロボットとロケットに残されたテープを教科書として、さまざまな事柄を学んだ。20年たってロミが目覚めると、ロミと結婚し、7人の子が生まれたが、いずれも男の子であった。ある日、大ガをして、子どもをもうけられなくなったので、ロミに、再び冷凍睡眠室に入るよう頼む。

<我王(がおう)>
 「鳳凰編」/角文4−P03  猿田を見よ。

<我王(がおう)の父>
 「鳳凰編」/角文4−P03  漁師。生まれたばかりの我王を岬の山神様に見せに行く途中、崖から足をすべらせ、絶命する。この事故で我王は片目・片腕を失う。

<我王(がおう)の母>
 「鳳凰編」/角文4−P08  我王とともに貧しい暮らしをおくっていた。

<覚猷(かくゆう)>
 「乱世編」/角文7−P120  鳥羽僧正覚猷。史実では『鳥獣戯画』の作者と伝えられる。しかし、本編では、明雲の友人で、明雲の描いた『鳥獣戯画』に覚猷が署名したということになっている。

<カジカ>
 「ヤマト編」/角文3−P24  川上タケルの妹。男勝りの性格。北の谷でヤマト・オグナ(タケル)を迎え、川上タケルのもとへ案内する。次第にヤマト・オグナ(タケル)に引かれ、恋に落ちる。兄・川上タケルを殺し、クマソを逃亡したヤマト・オグナ(タケル)を追い、大和へ向かう。巨大古墳建築の労務者にまぎれこみ、彼を殺害する機会をうかがう。しかし果たせず、最後はヤマト・オグナ(タケル)たちとソガ大王の殉死者に選定され、土中に埋められる。

<梶原(かじわら)>
 「乱世編」/角文8−P149  梶原景時。源義経(牛若)に従って、一の谷の合戦の前、ひよどり越えの現場探索中に登場する。

<火壇(かだん)>
 「太陽編」/角文10−P160  炎隆寺(えんりゅうじ)の七人衆の僧。木壇(もくだん)とともに八池邑(やちのむら)にやって来て、邑長の小熊(おぐま)に、ハリマたちたちを殺すように命じる。また仏教に帰依しないハリマを襲う。

<カスター将軍>
 「ヤマト編」/角文3−P41  ヤマト・オグナ(タケル)を待ち伏せていた何ものかをインデアンに見立て、カスター将軍率いる第7騎兵隊が迎え撃つ。ナンセンスなシーンというのがオチ。

<可平(かへい)>
 「異形編」/角文3−P178  左近介の従者。左近介とともに蓬莱寺に来る。そのままこの異空間にとらえられ、左近介とともに30年の月日を暮らす。絵の才があり、蓬莱寺にやって来る妖怪たちの姿を描きとどめる。八百比丘尼となった左近介を塙陣太夫が呼びに来た時、左近介のもとを離れ、下山する。その後土佐光信に師事し、土佐光慶と号した。師の代表作『百鬼夜行絵巻』は土佐光慶が蓬莱寺で描きとどめたものがもとになっているという。

<カマムシ>
 「黎明編」/角文1−P15  クマソ国のナギの村のリーダー。村人が捕らえたグズリを殺そうとしたところ、医者であるということを聞き、ヒナクの治療をさせる。ヤマタイ国の襲撃を受け、猿田彦によって殺される。

<唐津(からつ)>
 「復活編」/角文5−P72  レオナの、九州の叔母の妹の主人。レオナの遺産相続の件で、宮津家にやって来た。

<軽井沢(かるいざわ)>
 「復活編」/角文5−P72  レオナのいとこ。レオナの遺産相続の件で、宮津家にやって来た。

<ガロン>
 「望郷編」/角文6−P226  宇宙商人ズダーバンが、売り物として持っていた。地球連絡員牧村に勧めた。

<川上(かわかみ)タケル>
 「ヤマト編」/角文3−P18  九州のクマソ国の王。ヤマト政権とは異なった独自の歴史を書き残そうとした。クマソのおじいの葬儀の日、ヤマト・オグナ(タケル)に倒され、絶命する。直前、その勲に対して自らの名・タケルを譲る。