火の鳥キャラ事典>「き」       /ヨシミツ <奇崎(きざき)>
 「宇宙編」/角文9−P06  2577 年、オリオン座ペテルギウス付近で宇宙船の事故により、本船を捨 て、個人用カプセルに乗る。ナナをめぐって牧村とは対立していた。冷凍睡眠中の牧村を殺害しようとして、ナナに見つかったこともある。脱出後、乗っていたカプセルが皆と離れてしまう。

<木曽冠者義仲(きそのかじゃよしなか)>
 「乱世編」/角文8−P64  源義仲。諏訪で挙兵、清盛亡き後の平氏を追い落とし、都へなだれ込む。配下の武者たちは乱暴で、都人の不評をかう。平清盛が火焔鳥を手に入れたという話を聞いて、部下に探索させていた。自らも明雲にその所在を詰問したが、ただの鳥であるという返答に、明雲を斬殺する。諏訪にいた頃、諏訪大社に参詣した満願の日、矢がおれ、山鳥の飛び立つのを見た。太夫房覚明によると、火焔鳥を手に入れなければ一族が滅亡という。京都賀茂六条河原で敗戦した時、巴御前との約束どおり都を捨て木曽へ戻ろうと決心する。しかしその直後、火焔鳥が屋敷に届けられたという知らせを受け取り、とって返す途中、ヒョウタンカブリに射殺される。

<吉次(きちじ)>
 「乱世編」/角文7−P216  金売り吉次。奥州藤原氏の平泉と都の間を行き来する商人。奥州の金を都に運び入れている。弁太と牛若を奥州藤原氏のもとへ案内するため、都へ戻りたがる弁太に偽りの手紙(実は自分の妻の手紙)を読んで聞かせる。

<紀大人(きのうし)>
 「太陽編」/角文11−P11  仏前で大友皇子(おおとものみこ)に臣従の誓をたてる。

<吉備真備(きびのまきび)>
 「鳳凰編」/角文4−P95  唐に留学した経験をもつ。橘諸兄とは政敵同士。橘諸兄のもとで斬首される直前だった茜丸を奪う。茜丸の彫った観音像を譲ってもらう褒美として、願いを聞き入れ、正倉院の中に入ることを許す。それが鳳凰の像完成のヒントになった。鳳凰の像を帝へ献上し、その席で大仏のデザインを茜丸にさせるよう申し出る。しかし大仏の造立は天災などあって進捗せず、橘諸兄との政争に敗れ、九州へ左遷される。

<君手(きみて)>
 「太陽編」/角文12−P54  大海人皇子(おおあまのみこ)の吉野の宮に仕える貴族。近江に残る高市皇子・大津皇子・十市媛に、近江を離れるようにという、大海人皇子(おおあまのみこ)の言葉を伝える。

<金三角(きんさんかく)>
 「ヤマト編」/角文3−P84  ヤマト・オグナ(タケル)は、ヤマト国とクマソ国の間に立って、また、クマソ国の長老から火の鳥のことを聞き、人の命について教えられ、悩んでいた。そのヤマト・オグナ(タケル)の人生相談に応ずる。

<金壇(きんだん)>
 「太陽編」/角文11−P20  炎隆寺(えんりゅうじ)の七人衆の僧。仏教に帰依しないハリマを襲う。